2017.05.20
コウモリの目?抽象度の上げ下げの他の視点
物ごとの見方、多角的な視点、の説明でよく出てくる抽象度。
「抽象的」の反対派「具体的」です。
物事を俯瞰して全体を捉え考えるのか、一つのことを掘り下げてより具体的に考えるのか。
抽象度の上げ下げをし、多角的な視点を持つ必要があります。
それはなぜか。
認識する量を増やすためです。
コーチング用語で言うと、スコトーマ(心理的盲点)を外すためです。
見えていなかったものに気づくことで、より幅広い視野が得られ、認識や理解が広がるのです。
有名な例えに、
「虫の目、鳥の目、魚の目」があります。
いろんな視点で物事を捉えましょう、と言う意味をイメージしやすくしたものです。
虫の視界というのは、目の前にある石や葉っぱの世界。
組織であれば入社1年目。先輩から言われたこと、
目の前にある業務をこなしてる段階。
鳥の目、森全体を俯瞰して見る。部や課全体、組織全体を見渡す視点を持つ。
抽象度を上げて物事を捉えることで、全体の仕組みが見え
一見難しく思えることも取り組みやすくなります。
魚は潮の流れを読む。
時代の流れや変化を読み取る。
現場における様々な課題やクレーム、問題発生に対しても
流れを読めていたら予測し得たかもしれません。
そして、「コウモリの目」というのもあります。
コウモリ? ですよね。
あのコウモリです。
これは「逆さに見る。」と言うことです。
逆説志向とも言いますが、上下左右いろんな視点で物事を捉えましょうね。と言うことです。
コーチング的には、「批判的に見る。」と言うこと。
批判しましょう!と言うことではなく、一旦、疑う。
本当にそうなのか?と一度自分の思考フィルターにかけると言うことです。
これは、非常に重要な視点です。
世の中のアタリマエや常識、
自分の意思と関係なく出来上がった固定観念、思い込みに気づく。
それが、マインドを変える第一歩になるのです。
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