2016.01.04
信用と信頼
信用と信頼
とっても似ている様なニュアンスですが、
その違いについて心理学者のアドラーはこう言っています。
“信用とは、条件つきの話なんですね。英語でいうところのクレジットです。
たとえば銀行でお金を借りようとしたとき、なにかしらの担保が必要になる。
銀行は、その担保の価値に対して、
「それではこれだけお貸ししましょう」と、貸し出し金額を算出する。
「あなたが返済してくれるのなら貸す」
「あなたが返済可能な分だけ貸す」
という態度は、
信頼しているのではありません。信用です。”
そして、信頼については、
”他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけないことです。
たとえ信用に足るだけの客観的根拠がなかろうと、信じる。
担保のことなど考えずに、無条件に信じる。それが信頼です。”
とてもわかりやすく伝えてくれています。^^
夫婦やパートナーの間でも
「(相手が)〇〇をするなら信じる。」
「(相手に)〇〇があるから信じる。」
と条件をつけると
信用に足るだけの客観的証拠があるかどうかの判断になる。
信じるに値する担保を相手に求め、無条件には信じない。
これって、なんだか悲しいですよね。。。
アドラーが言う信頼 = 無条件で相手を信じる なのであれば、
たとえ信用に足るだけの客観的根拠があろうがなかろうが、相手を「信じる」と決めたのは自分の問題で、
裏切られるというリスクを受け入れること。それも込みで信じる。
裏切られた、にもかかわらず、また信じる。
そして、その「信じる」に応えるか否かは、相手の問題になるようです。
言い換えると、
相手の反応や行動が、自分の期待するものでなかったとしても
過剰に反応する必要はないし、
こちらも、相手の期待に応えるを行動を取らなくていい
という事ですね。
なぜなら
どう感じ行動するかは、受け取った相手が判断し
そこに問題が発生するとしたら、それはその本人の課題である
という事になるからです。
ただ、信頼を損ねたことで
「もたらされる最終的な結末を引き受ける」と言う辛い課題が生じることがあるので
気をつけたいものです。
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