2017.04.17
日常によくある「カクテルパーティ効果」とは
「ガヤガヤとした雑音の中でも、自分に必要な情報を聞き分けられる現象のこと」
と言われています。
1953年、心理学者コリン・チェリーによって提唱され
「カクテルパーティーに参加しているとき、周囲が騒がしくても、自分の名前や知人の声を聞き分けられる」
ことから、由来されています。
人が持つ行動心理で、
「騒々しい場所でも、自分に関係のある情報には〝無意識に″ 注意や意識が向く」のです。
飲み会や結婚式の二次会など、
割とガヤガヤした状況でも、会話をしている相手の話や、
興味がある人の声、そしてどこからか自分の名前が聞こえたら
すぐに気づきますし、耳に入ってくる。
そんな体験、ありますよね。
心理学では、この現象をカクテルパーティ効果と呼びます。
そこまでは、伝えてくれます。
そして、なぜそれが起こるのか。
ここからが脳科学の出番です。
みなさんの脳には、 RAS(網様体賦活系)と呼ばれるフィルターがあります。
※ラス もうようたいふかつけい と呼びます。
RASは、自分が重要だと判断した情報を通します。
自分の名前や、興味がある人の話。
それは、自分にとって重要なので認知するのです。
興味がない人、どうでもいい人の話は、
重要ではないと判断され、フィルターを通さないのです。
そして、ここからです。
重要かどうかの判断基準は
「昨日まで自分が重要だと判断していたもの」によります。
つまり、みなさんは
脳が昨日までの、過去に重要だと判断したものによって世界を見ていますし、 過去の基準で作られた世界にいるということです。
そこを変えない限り、
RASは過去の判断基準でフィルターをかけますので、過去の延長線上の未来しか訪れません。
では、どうするか。
それが、コーチングなのです。
その理論と、スキルを持った人が、 コーチと言えるのです。
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